freeeは30日間のトライアル期間が設定されており、無料での利用が可能な会計ソフトです。

無料で利用できる機能にはどういったものがあるでしょうか。

また、無料でも使い続けられるのか、有料プランごとの料金や機能を確認し比較してみましょう。

無料トライアル

freee会計には30日間の無料トライアル期間が設けられています。

有料プランにはスターター、スタンダード、プレミアムがあり、それぞれに30日間の無料トライアルができる仕組みになっています。

しかしfreeeの無料トライアルでは機能が制限されており、有料プランと比較して一部の機能を利用することができません。

また、無料トライアル期間が過ぎた場合、自動的に無料プランに切り替わります。

無料プランでも一部の機能に利用制限が設定されています。

無料トライアル期間中に有料プランの支払いを行った場合、即座に有料プランへと移行し、制限なく機能を利用できるようになります。

個人事業者向け料金プラン

個人事業主版のfreee会計には、3つの料金プランが用意されています。

月払いと年払いの2種類の支払い方法があり、それぞれで料金が異なります。

年払いの場合、月払いと比較して2か月分お得となっています。

いずれの場合でもプランは自動更新となっており、継続的に料金が発生します。

スタータープラン

月払い1,180円（税抜き）、年払い11,760円(税抜き)で利用できるプランです。

必要最低限の機能を利用し、確定申告を済ませたい方向けのプランとなっています。

スタータープランでは、主に以下の機能が利用できます。

・確定申告書の作成・出力

所得税の確定申告書、青色申告決算書の作成と出力ができ、電子申請を利用した提出が可能です。各種控除や還付にも対応しています。

・銀行口座やクレジットカードとの同期

口座やクレジットカードから直接明細を取り込めます。収支の入力を効率化できます。

・請求書の作成

・領収書の写真から仕訳データ自動取得（月5枚まで）

スマホで領収書を撮影すれば、日付や金額を自動で推測します。

・ファイルボックス

1カ月に5枚までの帳表データをアップロードできます。

・メール・チャットサポート

メールやチャットでのサポートを受けることができます。初めての申告の場合でも安心です。

スタンダードプラン

月払い2,280円（税抜き）、年払い23,760円(税抜き)で利用できるプランです。

日々の経理の効率化から確定申告までを一括で行いたい方におすすめのプランとなっています。

スタンダードプランでは、スタータープランで利用できる機能に加えて、主に以下の機能が利用できます。

・領収書の写真から仕訳データの自動取得（無制限）

・ファイルボックス

1カ月に10GBまでの帳表データをアップロードできます。

・消費税申告

・月次推移／資金繰り／売掛／買掛レポート

売上や支出を可視化するレポートが自動で生成されます。

経営課題を容易に把握できます。

・メール・チャットサポート（優先対応）

メールやチャットでのサポート対応が優先となります。申告前などの忙しい時期でも安心してサポートを受けられます。

プレミアムプラン

月払いはなく、年払い39,800円(税抜き)で利用できるプランです。

確定申告に関する不安について、トータルサポートを受けたい方におすすめのプランとなっています。

プレミアムプランはスタンダードプランで利用可能な機能に加え、主に以下の機能が利用できます。

・電話サポート

メール、チャットでの問い合わせでは不安な方向けに電話でのサポートが用意されています。

・税務署調査サポート補償

もしもの税務調査時はfreeeが無料で税理士を紹介し、最大50万円まで税理士費用が補償されます。

・乗り換えサポート

他社会計ソフトからの移行の際に、データ移行・初期設定を代行してもらうことができます。

無料プラン・無料トライアルの機能制限

無料プラン、無料トライアルでは以下の制限があります。

・取引データの閲覧・編集

直近1カ月に登録したデータのみ閲覧・編集できます。

・請求書類の閲覧・編集

直近1カ月に登録した書類のみ閲覧・編集できます。

・書類の写真等のデータ取込（ファイルボックス）

無料プラン、スタータープラントライアルの場合：月5枚まで利用できます。

スタンダード、プレミアムトライアルの場合：月15枚まで利用できます。

・仕訳帳のCSV/PDF出力

トライアルの場合：10データの出力のみ行えます。

・総勘定元帳のCSV/PDF出力

トライアルの場合：10データの出力のみ行えます。

・取引データのCSV出力

利用不可です。

・メンバー招待可能人数

アドバイザー制度加入者のみ招待可能です。

・チャットサポート

利用不可です。

・メールサポート

契約に関する問い合わせ以外利用不可です。

・電話サポート

利用不可です。

・確定申告書類の作成機能

申告内容の入力まで可能です。

・その他の機能

無料プラン、スタータープラントライアルの場合：スタータープランと同様です。

スタンダードプラントライアルの場合：スタンダードプランと同様です。

法人向け料金プラン

法人版のfreee会計には、4つの料金プランが用意されています。

月払いと年払いの2種類の支払い方法があり、それぞれで料金が異なります。

年払いの場合、月払いと比較して2カ月分お得となっています。

いずれの場合でもプランは自動更新となっており、継続的に料金が発生します。

ミニマムプラン

月払い2,380円（税抜き）、年払い23,760円(税抜き)で利用できるプランです。

決算書類の作成と記帳の効率化をしたい方向けのプランとなっています。

ミニマムプランでは、主に以下の機能が利用できます。

・ユーザー上限3名

合計3つまでのメールアドレスを登録することができます。

・効率的な記帳機能

ネットバンキングやクレジットカードから明細を取得し、設定した仕訳ルールやAIによる推測に基づき自動で記帳します。

・決算書の作成

毎月の経理処理を行っていれば、はじめてでもボタンを押すだけで決算書が作成できます。

・見積・請求・納品書作成

テンプレートを元に書類を作成し、自動で帳簿付けまで完了します。

スマホからでも作成でき、1通150円（税抜き）から郵送も可能です。

・入金・支払管理

入金・支払管理レポートにより売掛／買掛金をリアルタイムに管理可能です。

入金予定や未払い金の状況を即座に確認できます。

・チャット／メールサポート

平日10～12時、13時～18時まで利用できるチャットサポート、24時間受付のメールサポートを利用できます。

・電子帳簿保存法対応

freeeひとつで電子帳簿保存法の主要な改正点である

「電子帳簿保存」

「スキャナ保存」

「電子取引」

の3つに対応した電子保存が可能です。

ベーシックプラン

月払い4,780円（税抜き）、年払い47,760円(税抜き)で利用できるプランです。

経理全体の効率化や事業成長にむけて数字の可視化を実現したい方向けのプランとなっています。

ベーシックプランでは、ミニマムプランで利用できるすべての機能に加えて、主に以下の機能が利用できます。

・無制限のユーザー追加

ユーザー3名まで無料で追加でき、4人目以降は1人追加ごとに年払いの場合300円／月、月払いの場合360円／月が料金に加算されます。

・請求書の定期・一括請求機能

予め設定した周期ごとに請求書を自動で作成できます。

一度設定すれば毎月の手間が無くなり、業務の効率化に繋がります。

また、複数の請求書をメール・郵送で一括送付できます。

・従業員の経費精算機能

申請者はスマホで撮影して申請するだけ、承認者はどこでも承認可能です。

承認された経費はワンクリックでfreee会計に反映されます。

経費精算と会計処理を別々に行う必要がなくなります。

・ワンクリックで振込

買掛や未払い金一覧を管理する支払管理レポートから対応のネットバンキングを経由して一括振り込みが行えます。

・電話サポート

よりユーザーの状況に合わせたサポートが受けられます。事前予約制で平日10時～12時、13時から18時に利用できます。

おまかせパック

ベーシックプランの場合、プロの経理担当が経理を代行するおまかせパックが利用できます。

月々ベーシックプランの料金3,980円に加え、29,800円で利用可能です。

freee会計導入支援、経理データ移行、業務設計等を行う初期費用として200,000円(税抜)がかかります。

主な機能は以下の通りです。

・freee会計の完全導入支援

・毎日の経理業務の代行

認定資格を持つfreee提携パートナー先から選ばれた経理担当者が付きます。

・経理業務の整理・設計

会社の経理業務フローを最適な形に設計し、freee会計の導入、記帳作業や入金管理、支払い、納税などの日々の経理までサポートされます。

・月次締めの早期化（数字のリアルタイム可視化）

担当者がリアルタイムで経理作業を行うので、迅速に数字を確認できます。

プロフェッショナルプラン

月払い47,760円（税抜き）、年払い477,600円(税抜き)で利用できるプランです。

ペーパーレス・テレワーク化を促進し、より多角的な経営分析を行いたい方向けのプランとなっています。

プロフェッショナルプランでは、ベーシックプランで利用できる機能に加えて、主に以下の機能が利用できます。

・無制限のユーザー追加

ユーザー10名まで無料で追加でき、11人目以降は1人追加ごとに年払いの場合500円／月、月払いの場合600円／月が料金に加算されます。

・社内手続きの電子化

経費精算だけでなく、汎用申請や支払い依頼まで利用可能です。

・債権債務管理の強化

一括消込、1明細に対する複数取引の推測ができます。振込手数料戦法負担の総合振り込みファイル出力が可能です。

・予実管理

・管理会計

・内部統制

エンタープライズプラン

料金は設定されておらず、お問合せにより確認できます。

freeeを軸にした経営強化、内部統制、セキュリティ強化など行いたい場合に検討できます。

100名以上、または上場準備の法人におすすめのプランです。

提供されているサービスのすべての機能に対応しています。

無料プラン・無料トライアルの機能制限

無料プラン、無料トライアルは有料プランと比較して、一部の機能に制限があります。

・取引データの閲覧・編集

直近1カ月に登録したデータのみ閲覧・編集ができます。

・請求書類の閲覧・編集

直近1カ月に登録したデータのみ閲覧・編集ができます。

・書類の写真等のデータ取込（ファイルボックス）

1カ月あたり5枚まで利用できます。

有料プランでは1カ月当たり10GBまで利用可能です。

・入金・支払管理レポート

無料プランの場合、直近1カ月に登録したデータのみ利用できます。

無料トライアル、有料プランの場合は、年齢表に限りベーシック、プロフェッショナル、エンタープライズプランで利用できます。

・仕訳帳のCSV/PDF出力

1ファイル10行までのお試し出力に限られます。

・総勘定元帳のCSV/PDF出力

1ファイル10行までのお試し出力に限られます。

・取引データのCSV出力

利用不可です。

・メンバー招待可能人数

事業所の作成者を含み、3名まで招待可能です。

有料プランの場合、ミニマムプランは3名まで招待可能です。

ベーシック、プロフェッショナル、エンタープライズでは無制限に招待できます。

・チャットサポート

利用不可です。

・メールサポート

契約に関する問い合わせを除き、利用不可です。

・電話サポート

利用不可です。

・決算書の作成機能

プレビューの表示まで可能です。

PDF出力することはできません。

・それ以外の機能

無料プランではミニマムプランと同様の機能が利用できます。

無料トライアルでは料金プランごとの機能が利用できます。

無料トライアルの利用

freeeにおける無料プラン、無料トライアルはfreeeの使用感や操作性を試すには充分な内容となっています。

しかし、無料プランや無料トライアルだけで会計業務を効率化することは難しいです。

あくまでも導入を検討するための判断材料として、機能を試す目的で使用すると良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

開業する法人や個人においてリスクは最小限にとどめたいものです。

今回は無料 関連の情報を記載いたしました。

freeeは無料で利用することができますが、導入を考えるなら有料プランを選択することが望ましいでしょう。

そのためにも無料トライアル期間を活用し、自社に合ったプランを検討・選択して、無駄のない労務や人事の業務効率化を目指しましょう。

株式会社バランスネットワークは熊本を元気にしていくため、キャッシュフロー経営に特化した活動を行っています。

会社の目的を明確にし、キャッシュフロー利益を確保するための計画立案から実行までのチーム構築と運用サポートを行います。

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