赤字の原因を特定し、黒字経営へと転換することができた

赤字の原因を特定し、黒字経営へと転換することができた

株式会社 IMI CORPORATION
代表取締役 池原 紀夫

事業内容総合建設業

キャッシュフロー経営講座

なぜキャッシュフロー経営講座を受講しようと思いましたか。

当時は、受注はあるものの、金融機関からの借り入れが過大になりすぎ、追加の運転資金も調達できなくなり、個人の資金を注入しなければならない状況が続いていました。
そのため、金融機関OBの財務コンサルタントに依頼したものの改善されることはなく、常に不安を抱えた状態で心身ともに疲弊していました。
そんな中、一枚のFAXDMに掲載されていた「絶対資金繰りが良くなる!」という言葉に、「ほんとかな?」と疑心暗鬼で参加した。

受けた感想

まさに「目からうろこ」!それまで学習してきた財務に関する知識とは明らかに異なる、超実践的なノウハウにふれることができ、自社の課題が明確になりました。それまで、「売上を上げなければいけない」「原価を下げなければいけない」「経費を下げなければいけない」といった、一辺倒なことしかアドバイスをもらったり、考えることもなかった。
しかし、計画は下から作るもの、「必要絶対経常利益」の概念に触れることができたことを皮切りに、多くの学びをいただき、本当に財産でした。

ためになった部分

財務における計数管理に関する学びももちろん十分に価値があるのですが、それ以上に経営者としての正しい在り方、本質について学ぶことができたことは、大きな成果でした。
また建設業にとって、適正な利益を確保するためには、工事原価の管理は極めて重要。しかし、その方法に問題があることを見つけることができ、当時、赤字経営に陥っていた最大の原因を特定することができました。正しい原価管理を実行することにより、その年度から赤字脱却することができ黒字経営へと転換していくことができました。

 

パワーアップデータ会議

なぜパワーアップデータ会議を取入れようと思いましたか。

平たく言えば、藁をもつかみたい状況であったから。
そう思えたのは、キャッシュフロー経営講座の中で教わった経営の本質、あり方の部分に強く共感することができたからです。
正しいキャッシュフロー経営のやり方についても、もちろん目からうろこでしたが、やはりその考え方に触れることができたことが、「お願いしたい」と思えた一番の理由です。

実際にどのような効果がありましたか(どこが変わりましたか)。

当初は、全員が数字の事がわかるはずもなく、すぐに成果につながったという実感は正直ありませんでした。
そんな中、毎月開催するデータ会議の後にはかならず懇親会が行われるんです。それが実は一番良かったのかなと、今では思います。
毎月重ねるにつれ、幹部同士をはじめとする社内の人間関係が、著しく改善されていったんです。
そうすると、それと比例するかのように、会議に参加しているスタッフからのアイディアや意見が活性化していき、様々な戦略や課題に対する対策が、どんどん社内の計画の中に生かされるようになっていったんです。
もちろん業績は改善します。はじめは、「飲み会ばっかりで大丈夫か」と正直思っていたのですが(笑)実はその懇親会は、社員教育を兼ねたプログラムだったんです。
今となっては、礼儀作法、人に対する姿勢、考え方に関して皆で学ぶことのできる貴重な機会として、今でも大切にしています。

今後の展開を教えてください。

新規事業を含め、いろんな事にチャレンジしていきたいです。
業界の変化も見据えながら、従業員を守っていくことのできる柱を1つずつ着実に作っていかなければいけません。
目指すは100年企業。そのために、「企業は人なり」の文字通り、人を育て、思いをつなぐ経営を、引き続き心がけていきたいです。